【鳩山ぶら下がり】(3日夜)
鳩山首相は3日夜、小沢一郎民主党幹事長のもとで今夏の参院選を戦うと表明してきた理由について「小沢幹事長、私は代表の体制で選挙を戦って、こういう状況になった。国民にこういう姿を見ていただいて、政権を取った。今、この段階で至極、自然だと思う」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。
ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
【節分】
−−今日は節分だが、首相にとっての鬼と福はそれぞれ何か
「鬼は不景気だね。『不景気よ、飛んでけ。幸せよ、いらっしゃい』という話じゃないでしょうか。ま、つきなみかもしれませんが、今、予算案を審議しているなかでは、やはり、景気の問題、雇用の問題が大事ですから、そういったものから解放された日本にしたいなという思いですが」
【小沢氏団体をめぐる事件】
−−国会では、野党が石川知裕衆院議員(民主党)の議員辞職勧告決議案を提出する方針を固めた。石川議員は辞めるべきか
「まだ、これは今の段階で何も起訴されていない状況ですから、私が今ここで、そういった仮定の話の中に入って申し上げるべき筋のものでもない。そう思っていますから。これ以上の答えはありません」
−−一般論として出処進退はどう考えるか
「出処進退、こういった一般論というよりも、その中身にはよると思いますが、基本的にはご自身で考えるべきことだと思います」
−−小沢幹事長が不起訴の場合でも刑事処分とは別に道義的責任は生じると思うか
「うん。それは分かりません。今、小沢幹事長はすべて潔白だということで、色々と説明されているわけですから、まさに、冷静に状況をみるしかないでしょ。また、仮定の話にこれ以上、これもお答えをするべきではない。私はそう思います」
−−小沢幹事長は、これからも続投をお考えか
「続投問題にも今、そういった人事を考えているわけではありません。この2点において、小沢幹事長は幹事長として、仕事をやってもらいたいと思っています」
−−これだけ報道が続いて、党の支持率や党内の小沢さんの求心力も少なからず影響はあると思うが、にもかかわらず、首相は先日、『参院選は小沢さんで』と言ったが、改めてどうしてか
「どうして(と言って)も、これはやはり、今、小沢幹事長、私は代表であり、総理でありますけれども、その体制で選挙を戦ってこういう状況になってきたということでありますからね。それは国民の皆様方にこういう姿を見ていただいて、政権を取ったという以上、まず今、この段階で、私が思っているのは、それは至極自然だと私は思います」
−−東京地検が小沢幹事長不起訴の方針を固めたということだが、受け止めを改めて
「それはまだ報道段階であって、事実かどうか分かりませんから、私はまだ、そういった仮定の話でお答えをするべきではないと思っておりますから、今申し上げたように、事態を冷静に見守るばかりでありまして、それ以上のことを申し上げるべきではないと思っています」
【人権救済機関】
−−今日、参院本会議で人権救済機関の法案の早期提出に意欲を示したと思うが、これの狙いと提出時期について
「これは本会議場でも申し上げましたけれども、日本という国は人権を大事にする国だと言いながら、いろいろ人権が侵害されている事件、その他が起きています。年間、2万件でしょうか、そういったものが起きている現実があります。それだけにですね、やはり、国内でこういった人権をきちんと扱う機関というものが必要だと、そう思っていますから、私は出来るだけ早急に法案を整えて、提出をしたいと。そのように考えています」
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